倉庫で見つかった大量の卵! 犯人は巨大ヤモリ「トッケイ」か(タイランド / ラヨーン県)
NEWS
2016.06.25
倉庫で見つかった大量の卵! 犯人は巨大ヤモリ「トッケイ」か(タイランド / ラヨーン県)
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2016.06.25
6月22日、タイランドはラヨーン県の日系企業倉庫内で爬虫類の卵が大量に産み付けられたダンボール箱が見つかった。
箱の側面に張り付いた卵の殻は100個以上とも言われ、日本人従業員はもちろん、現地人も驚きの声を上げている。
殻の大きさや形状から、この卵の産みの親は「トッケイ(Gekko gecko)」という大型のヤモリであると見られている。バンコクで捕獲されたトッケイ(トッケイヤモリとも)。トッケイという名は独特の鳴き声が「トッケイ(tokay)!」と聞こえることに由来。東南アジアに広く分布する。
トッケイは普通、一度に2,3個の卵しか産まないため、同一あるいは複数の個体がこの場所で繰り返し産卵を行ったものと考えられる。
トッケイは飼い猫のように特定の排泄場所を決めるなど、几帳面な性質と習性を持つ。
ボール箱の裏を「保育園」と決め込んだのもこの習性ゆえか、あるいは倉庫内で産卵に適した場所がここしか無かったか。
いずれにせよ見つかった卵は数個の真新しいものを除いて、そのほとんどが孵化していたというから、現在この倉庫内に大量のトッケイが住み着いているのは間違いない。トッケイは好んで家屋に住み着く。人慣れしやすいのでペットとして飼育されることもある。
なお、原産地においてトッケイは幸運を呼ぶ縁起の良い存在とされている。
よってこの騒動は衝撃的だが、同時にとても喜ばしいニュースであると言えそうだ。