“Angel shark” すなわち天使のサメなる名を持つ魚がいる。 日本では「カスザメ(Squatina japonica)」という天使とはかけ離れた印象の名で呼ばれる軟骨魚類である。 サメと名はつ・・・
夏から秋にかけて、漁港のゴミ溜まりをよく見ると奇妙な物体に遭遇することがある。 大きさは3cm程度のものから30cmを超えるものまで様々。一見すると水面を漂う落ち葉なのだが、絶妙に挙動が不自然…。 近・・・
今日、7月30日は2016年夏における唯一の「土用の丑の日」である。 土用の丑と言えば、夏バテ防止のためウナギを食べて精を付ける風習が江戸末期から続いている。 ここでいうウナギとは、ニホンウナギ(An・・・
※真似しないでください! 本記事を執筆したライターは魚類の研究を通じてこれまで多数のオニダルマオコゼを捕獲・観察しており、扱いに長けています。そうでない方はむやみに素手で触れないようにしてください。 ・・・
オオゲジ(Thereuopoda clunifera)という虫がいる。 ムカデ綱に属し、その姿は強いて表現するなら「異様に脚の長いムカデ」といったところである。 だが、胴がムカデに比べて短く、顔つきも・・・
まもなく梅雨も明け、いよいよ本格的な夏が始まる頃である。 この時期に強くオススメしたい、とてもエキサイティングで、ひどく地味なアウトドアレジャーがある。 タウナギ釣りだ。 …まあ、「タウナギ釣りだ!」・・・
ある日、魚好きの友人から「漁師さんに変なエイを貰った。正体を知りたい。とりあえず渡すから、同定できたら好きにしていいよ。」という連絡が入った。 エイか。エイは好きだ。獲るのも見るのも食べるのも。喜んで・・・
オホーツク海の岩礁地帯に、世にも恐ろしい貌を持つ巨大な魚が生息している。 オオカミウオ。 強大な牙と顎を持つことに由来する名である。 だが、その容貌の厳めしさは狼の比ではない。 いや、狼に限らず他のあ・・・
高級魚、と聞いてどんな魚を連想するだろうか。 それはトラフグだったりクエだったり、人によってさまざまであろう。 僕の場合は茨城県に住んでいたこともあって、真っ先にアンコウを思い浮かべる。あれは美味い。・・・
八重山や奄美の島々に、とある奇怪な虫が生息している。 その名はサソリモドキ。サソリを擬くという名だが、サソリを遥かに凌ぐアバンギャルドな見た目と生態から、誰が言い出したものか「世界三大奇蟲」の一つにも・・・
芸歴7年目の若手ピン芸人、ハットリです!“さかな芸人”として普段はマグロ解体ショーの前座や海鮮系のグルメイベントなどを中心に、魚をテーマにしたネタを披露しています。 そんな僕ですがネタとは別で『魚以外・・・
南米にはヨツメウオという、世界的に有名な珍魚がいる。 その名の通り、眼が四つもある魚である。 いや、眼が四つ、と断言してしまうのは賛否があるかもしれない。その辺りに関しては後ほど解説して・・・