タイランド メークロン川で巨大淡水エイ「プラークラベーン」が大量死
NEWS
2016.10.16
タイランド メークロン川で巨大淡水エイ「プラークラベーン」が大量死
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2016.10.16
タイランド中部サムットソンクラーム県のメークロン川で、現地でプラークラベーンと呼ばれる巨大な淡水エイ Himantura chaophrayaの大量死が発生している。
タイ農業協同組合省漁業局は11日、9月29日から10月10日にかけて45個体の死骸を発見、衰弱した2個体を保護したと発表した。
保護された2匹はともに妊娠中の雌で、当面は県の水産試験場で飼育されるという。
大量死の原因について同局は「有害物質の流入が疑われる。さらに詳細な調査が必要だ」としている。
プラークラベーンは体盤長(横幅)2m以上、尾を含めた全長は4m以上に達する。タイではメークロン川のほか、チャオプラヤ川やバンパコン川などに生息している。メークロン川で捕獲された健康なプラークラベーン。本種はタイランドでは保護の対象となっているが、現地の研究機関とフィッシングガイドが提携することでサンプリングを兼ねたスポーツフィッシングツアーが開催されている。巨大淡水エイはメークロンを支える観光資源の一つでもあるのだ。