珍蛇「シロマダラ」 宮城県で発見
NEWS
2016.06.29
珍蛇「シロマダラ」 宮城県で発見
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2016.06.29
6月28日、宮城県仙台市近郊の林道で希少なヘビの一種である「シロマダラ( Lycodon orientalis)」の死骸が発見された。
アスファルト上で全身が潰された形で見つかったことから、路上を徘徊しているところを自動車に轢かれたものと見られる。
報告者で東北の自然観察をライフワークとしている大塚涼奨氏は「死んでしまっていたのはとても悲しく残念に思うが、宮城県内にもシロマダラが生息していることが分かったのは嬉しい。次は生きている姿を見てみたい。」と語った。
シロマダラはナミヘビ科に属するヘビで、トカゲやヘビの幼体など小型の爬虫類を専食する。
北海道から屋久島まで各地に広く分布するが、個体数は少ない。さらに生態にも不明な点が多いため、「幻のヘビ」と呼ばれることもある。