沖縄の黄金ナマズとブチ柄ナマズ 沖縄の大学に入学してまもない頃のこと。僕は「琉球列島の魚類」というテーマの講義を受けていた。 サンゴ礁に暮らす色とりどりのベラやスズメダイをはじめ、多種多様な魚類を講師・・・
アジアアロワナについて、釣り人ならではの視点で解説する当コラム。 今回はアジアアロワナたちがどんな環境で暮らしているかを紹介していきます。 ※第一回 アジアアロワナってどんな魚? 旅する古代魚アジアア・・・
中国にケツギョという魚がいる。 銀色に輝く、異様に肩の盛り上がった魚体は僕の憧れだった。とにかくカッコいい魚なのだ。釣ってみたい。 しかし、この魚は乱獲や環境汚染によって数を減らしており、残念ながら釣・・・
日本最後の秘境、小笠原。亜熱帯気候と黒潮が生み出す雄大な自然は、陸海を問わず様々な動植物を育む。 しかしその懐深さは、時として招かれざる存在をも許容し、繁栄させてしまうことがある。 たとえば、この緑色・・・
東京湾は深海魚の宝庫 我が国における海上交通の要、東京湾。 沿岸部を取り囲むのは東京都心のメガロポリスをはじめディズニーリゾート、京浜工業地帯…。まさに大都会の海と呼ぶにふさわしいこの湾だが、実はあま・・・
タスマニアンキングクラブを捕まえるために、オーストラリアはタスマニア島を訪れた折の話である。 空港から港町を目指す道中、旅程をコーディネートしてくれる日本人ガイドにタスマニアの動物、特に哺乳類について・・・
三平くんが開いた、世界への扉 キングとの出逢い。 小学生時分に読み漁った釣りキチ三平。 カナダを舞台に繰り広げられたキングサーモン釣行編。 近所の池でのバス釣りに夢中だった少年時分の釣り世界をはるかに・・・
近年、「ジビエ」という言葉をよく耳にするようになった。狩猟によって得られた鳥獣あるいはその肉を指す、フランス語である。 いずれも家畜の肉には無い、独特の野趣あふれる味を秘めているため、ハンターたのみな・・・
物心ついた頃には、橋を見つけると必ずそこから川面を覗く習慣が身についていた。 車に乗ってる時でさえ、やはり川が気になってチラチラと視線が移りそうになる。 その習慣は側溝のようなドブでも、海外の大河でも・・・
南米にはヨツメウオという、世界的に有名な珍魚がいる。 その名の通り、眼が四つもある魚である。 いや、眼が四つ、と断言してしまうのは賛否があるかもしれない。その辺りに関しては後ほど解説して・・・
2013年11月。思いがけずテレビ番組の制作会社から電話がかかってきた。それだけでもちょっとした驚きなのだが、内容というのがさらに思いがけないものであった。 「何か、捕まえてみたい深海のモンスターいま・・・
みなさんは「アジアアロワナ」という魚の名前を聞いて、どんな魚を想像するでしょうか。 この名前を聞いてすぐに、中国マフィアが座っている椅子の後ろで優雅に泳いでいる赤い魚をイメージした方はカンフー映画好き・・・