本当にそんなに危険なの? アリゲーターガーとはどんな魚か
本当にそんなに危険なの? アリゲーターガーとはどんな魚か
近年、日本各地で発見、
本種は最大で全長2m以上に達する大型の肉食魚類で、
その一方で、
しかし果たして、本当に彼らはそんなにも危険な魚なのだろうか。
危険性
まず、よく言われる「
事実、原産地であるテキサスでの聞き取りでは「
当然、日本をはじめとする本種が移入されている各国でも同じく、
ただし、原産地においてアリゲーターガーの「攻撃」
釣り人と、
スポーツフィッシング中に足首に「頭突き」を食らった日本人男性。取り扱いにはそれなりの注意が必要だ。
分布・・・出身は北米
国内各地で発見されているが、本来日本に生息している魚ではない。
原産地は北米中~南部のメキシコ湾に注ぐ水系である。湖沼や流れの穏やかな川を好み、汽水域や海水域に出現することもある。なお、北米最大の淡水魚でもある。アリゲーターガーが数多く生息するテキサス州のトリニティ川
形態
アリゲーターガー最大の特徴と言えるのが、
その名の通りワニを想起させる偏平で長く伸びた吻を持つ頭は非常
2m以上もある巨体が釣り上げられのたうち回ると、
また、本種をはじめとするガー科の魚(ガーパイク)
ガノイン鱗は非常に硬く、
向こうからこちらを襲うことは無いにせよ、こうした危険はある。
分類・・・1億年以上前から姿を変えていない古代魚
アリゲーターガーをはじめとするガーパイク類は硬骨魚類の中でも
ガノイン鱗もポリプテルスやチョウザメなど原始的な硬骨魚類に共通する特徴である。
利用・・・実はスポーツフィッシングのターゲット
原産地ではスポーツフィッシングの対象魚となっており、
また、あまり一般的ではないが(遊漁では普通、
捕獲方法・・・釣りやボウフィッシングで
原産地では魚の切り身や生きた小魚を用いて釣り上げられる。
原産地にはアリゲーターガー専門のフィッシングガイドもいる。世界中からひっきりなしに物好きな釣り人が訪れるそうだ。
歯が鋭く、普通の釣り糸では簡単に切断されてしまう。そのため、
また、
また、呼吸の前後に必ず水面へ姿をあらわすこと、
なお、小型個体のものであってもガノイン鱗は包丁を通さない。