インドネシアでジャワヤスリヘビを無理やりつかまされた話
インドネシアでジャワヤスリヘビを無理やりつかまされた話
昨年の3月、
私は基本的に魚を追いかけているのだが、遭遇した生き物は手あたり次第に捕まえるようにしている。インドネシアの密林は珍しい生物の宝庫。見たこともない生き物たちであふれかえっている。
特に、インドネシアのジャングルなんて図鑑でしか見たことがない、いや図鑑にすら載っていない生き物に溢れている。
そんなパラダイスに行くのだから
ただ、ヘビは苦手! シマヘビですら捕まえるのためらうし!
たしかにヘビはカッコいいし、
特に海外のヘビなんてどいつが毒を持っているか判断のしようが無い。海外、特に東南アジアの森林地帯なんて名前すら分からないようなヘビばかり。毒の有無がはっきりしないので触れるのが怖い。
「ジャワヤスリヘビ(Acrochordus javanicus)」。それまで名前すら知らなかったそのヘビと出会ったのは、奥地の小さな村だった。
滞在させてもらっていた村の水上家屋の傍に、怪しげな麻袋がぶら下げられ、水面に浸っているのに気が付いた。
袋をつついてみると、何かしらの生命感を覚えた。
「なにこれーー!?」
気になる…!いてもたってもいられず、村人に訊ねる。
不自然なほど満面の笑みを浮かべながら麻袋を水から引き上げる村人。
訝しんでいると唐突に「尻尾をつかめ」ときた。
「
よっぽど怯え切った表情になっていたのだろう。それを見て村人たちは大喜び。
長い!太い!デカい!強そう!でもって、めちゃくちゃカッコいい!!
そして、ストックしてるってことは村の人たちコレ食べるのか…。
その後、なんだかんだで尻尾を持たされ、持ち上げさせられ、腕の中で
でも、とても
ちなみにこのジャワヤスリヘビ、すごく珍しいヘビだと思っていたのだが、
私も実際に現地の人と漁に出た際、網にかかっているのを目撃した。
このヘビに限らず面白い動物たちが目白押しのインドネシアの森。
生物や自然に興味のある方はぜひ一度訪問してみることをおすすめする。